今回は自宅のドアに取り付けるスマートロック
キュリオロックのご紹介です。
最近流行りのスマートホーム。
自宅にスマートロックを導入にするにあたって、便利になるポイントと、注意点について説明したいと思います。
この記事では「キュリオロックが気になっているけど、どんなメリットデメリットがあるのか事前に知りたい!」といった疑問にお答えします!
キュリオロックとは
キュリオロックとはソニーグループのIoT企業として2014年に設立されたQrioから発売されているスマートロックです。
ドアのサムターン部分に設置することで通常の鍵をスマートロックとして操作できるようになり、オートロックや遠隔解錠などの機能を付与する事ができます。
Qrioは他にもIot製品をリリースしており、貴重品に取り付けることで位置情報を管理し、紛失を防止するキュリオスマートタグ等があります。
キュリオスマートタグについては下記で記事にしています。
キュリオロックのデメリット
扉のタイプによっては取付不可の場合がある
キュリオロックの購入前に確認しておきたいのが、自宅の玄関ドアのタイプです。
つまみを回して解錠するタイプのものであれば取付可能ですが、サムターンが四角や丸型、しずく型の場合には使用することが出来ません。
一般的なサムターンであれば、S~Lサイズのアタッチメントが付属するので様々な大きさに対応して取り付けが可能です。
また、回すためにサムターンのスイッチを押す必要がある防犯式のサムターンの場合は、別途アタッチメントを購入することで対応が可能になります。
キュリオロック購入前に、サムターンの自宅のドアに取付可能か確認するようにしましょう。
締め出しのリスクがある
オートロック機能のリスク
キュリオロックでは設定によりオートロック機能を使うことが出来ます。
便利な機能ですが、スマホや鍵を持たずに外に出てしまった場合、家から締め出されてしまうので注意が必要です。
特に朝のゴミ出しや郵便物の確認の際、うっかり体一つで外に出てしまうと、解錠するための手段が無いので大変です。
オートロック機能をオンにしているときは必ずスマホか鍵を持って外に出るようにしましょう。
オートロック機能の一時停止方法
オートロック機能がオンの状態でも、一時的にオートロック機能を停止させることができます。
やり方は簡単
鍵が施錠された状態で解錠→施錠→解錠の順にサムターンを操作することでオートロック機能の一時停止が可能です。
文章だけでは伝わりづらいかもしれないので動画を載せておきます。
この機能を使えば、普段は防犯性の高いオートロック機能を活かしつつ、ゴミ出しなどのちょっとした外出にもストレスなく対応できるようになります。
電池切れでの締め出しにも要注意
キュリオロックは電池駆動のため、電池切れでの締め出しにも注意が必要です。
電池残量はアプリから確認が可能ですが、電池交換などの地味な雑務はついつい後回しにしてしまうもの。
キュリオロックには購入時に2本の電池が付属しますが、駆動用に2本、予備で2本の計4本の電池を入れられるため、保険のために電池も追加で購入するとよいでしょう。
駆動用の電池が切れても予備のスロットに電池が入っていれば、そちらに動力を切り替えて継続利用が可能です。
ランニングコストがかかる
電池駆動なので電池代がランニングコストとして必要になります。
電池持ちは Panasonic製CR123Aを2本使用して半年ほどのようです。
計4本をセットできるので、1年で4本消費する計算になります。
電池は4本セットで1,800円程度で販売されているため、1年間に1,800円程度のランニングコストがかかります。
キュリオロックのメリット
先につらつらとデメリットを書きましたが、それでも僕がキュリオロックを利用しているのは、デメリット以上のメリットを感じているからです。
鍵を持たずにスマホと財布だけで外出できる気軽さ
やはりスマートロックを導入する一番のメリットは物理鍵からの解放ですね。
物理鍵は小さいため、外出先での管理方法を工夫しないと紛失しやすいですよね。
キュリオロックを使い始めたことで、スマートフォンと財布さえあれば外出できるようになりました。
小さな鍵でも手荷物から減るととても身軽になったように感じ、心まで軽くなります。
キャッシュレス決済に完全に移行している場合は、スマホが家のカギと財布の役割を果たすわけですから、技術の進歩とはすばらしい物です。
手ぶら解錠で扉に近づくと自動解錠される
キュリオロックに搭載されている手ぶら解錠機能を使うことで、スマートフォンを取り出すことなく、扉に近づくだけで解錠する事がが可能です。
Amazonなどのレビューを見ると、手ぶら解錠機能は精度がイマイチとの評価もありますが、僕の環境では9割ほどの確率で問題なく解錠してくれています。
残りの一割も、扉の前についてから数秒のタイムラグが発生する程度で、自動で解錠が行われないという状況にはまだ遭遇していません。
買い物帰りで手がふさがっているときなど、ポケットやカバンから鍵を取り出すのが面倒なので、近づくだけで解錠してくれる機能はかなり便利で、この機能は重宝しています。
鍵の閉め忘れがなくなってQOL爆上げ
オートロック機能を使うことで、扉が閉まると自動で施錠してくれます。
出かけるときは玄関で靴を履いて外に出るだけ。
まるで自宅がホテルになったような全能感。
歩き始めて1秒ほどで背後からキュリオロックの施錠音が聞こえてきます。
急いでいる時は鍵を閉めるわずかな動作も煩わしいもの。
これまで当たり前だった「外出時は鍵を閉める」という動作が省略されるのは何とも言えない爽快感があります。
とても便利ですが、締め出しなどリスクには注意が必要です。
家を出た数分後によくある「カギ閉めたっけ?」が皆無になります。
電子キーなので鍵の共有が簡単
鍵の本数を増やしたい場合、物理キーの場合は合鍵の作製が必要ですよね。
キュリオロックなら、家族へ鍵の共有をするのに手間もお金も必要ありません。
方法は簡単で、キュリオロックのアプリをインストールするだけ。
あとは自分のアプリ画面から、LINE等でキーの共有が可能です。
また、ゲストキーの付与にも対応しており、有効期限等、機能を限定した鍵情報を友人などに共有することも可能です。
キュリオロックを更に便利に使うなら
そのまま使っても十分便利なキュリオロック
ここからはキュリオロックを更に便利に活用できるオプションアイテムや活用方法を紹介していきます。
キュリオパッド
扉の外側に取り付けるキュリオパッドを使用すれば、従来のスマホでの解錠に加えて暗証番号やカードキーでの解錠に対応します。
これによりオートロック機能での締め出しに対する保険としても機能するので、余裕があれば揃えておくといいでしょう。
リモコン
Qrio Key Sは文字通りキュリオロックを解錠するための小型のリモコンです。
パッと思いつく用途としては、スマホを持っていない子供や高齢者の方がキュリオロックを活用するのに最適ですね。
キュリオハブ
キュリオハブを自宅に設置することで、外出先から遠隔で鍵を開けることができます。
またスマートスピーカーと連携することで、ボイスコマンドでの解錠もできるようになります。
設置もコンセントに差すだけなので、工事不要ですぐに使い始められます。
アップルウォッチとの連携
アップルウォッチと連携することで、アップルウォッチのウィジェットから解錠ができるようになります。
スマホを取り出すよりもスムーズに解錠できるので、手ぶら解錠に次いでオススメの解錠方法です。
最後に
外出時は鍵を閉めて、物理キーを持ち歩く。
これまで当たり前だった習慣をハックすることで、キュリオロックは日常の小さなストレスを排除してくれました。
使いこなすうえでいくつか注意点はありますが、外出する度に「鍵を気にしなくていいんだ」とその恩恵を強く実感します。
物理キーのわずらわしさから解放してくれるキュリオロックは、外に出かけるのが楽しくなるような、そんな製品です。
お手頃価格のSwitch Botロックについても記事を書いたので、コスパ重視な方はチェックしてみてください。
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